歯医者さんが我が家の茶の間に来てくれました!
訪問歯科です。
87歳の父は総入れ歯ですが、
82歳の母は何本か自分の歯があります。
それがここ最近、2か月に1本のペースで、
歯のグラグラが発生し、結局抜いて、義歯のお世話になっています。
抜歯して、型を取って義歯を作ってもらい、
調整して、と何回も時間をやりくりしながら、歯医者さんに連れて行ってました。
どうしても連れて行けないときは、
タクシーを予約して父に付き添ってもらって行ってもらってました。
父は耳が遠いので、それはそれで大変なのですが。。。
この状況を見かねた母のケアマネージャーさんが、
訪問歯科を利用してみるのも一つの手ですよと提案してくれました。
母のかかりつけの歯医者さんとは、もう半世紀近くのお付き合いがあります。
変えたくないだろうな~と思いながらも、
さすがに度々の歯医者通いが負担になってきたので、
恐る恐る「お母さん、家に来てくれる歯医者さんが、今あるらしいよ~
夕方来てくれるらしいから、そこにお願いすれば、デイサービスを休まなくてもよくなるよ~」
といってみたところ、
「デイサービス休まなくてもいいなら、それがいいやないね!
どこの歯医者さんが来てくれるとね?」
と結構乗り気です。
(母はデイサービスが大好きなのです)
「〇〇病院(母のかかりつけの病院)の近くにある歯医者さんだよ~」
と返すと
「そんなら安心やね~」とあっさり承諾してくれました。
こちらの方が拍子抜けしました。
訪問歯科ってさぞかし高いんだろうと思ってましたが、
母の場合、訪問歯科は通常料金にプラス500円で受診できます。
え?それだけ?
タクシー代のほうがよっぽどかかる!
早速、予約してきてもらいました。
家で歯をみてもらうってどんな感じになるのか?
とりあえず、タオルだけ用意して待ちます。
夕方、ピンポーンとインターホンが鳴って、
玄関にでると、
先生と歯科助手の方がたくさんの荷物を抱えて立っていらしゃいました。
移動歯科?
勿論、あのキーンキーンと鳴る道具も一式持参です。
母がソファーに座り、先生は膝を折って診察してくれます。
さすがに態勢がきつそうだったので、
「台所で椅子に座る感じにしましょうか?」と尋ねると、
「ソファーの角度がちょうどいいんですよね。
だいたいどこのお宅でもこうなので、大丈夫です!」
と爽やかな返事。
(先生、若くて体力ありそうです)
それにしても、まさか、茶の間であのキーンキーンを聞けるとは!
有り難いことです。
また、来週、同じ曜日の同じ時間に訪問してくれます。
あんなに大変だった歯医者通いって何だったんでしょうか。。。。
なんでも試してみるものですね!!!
<仏壇の前に道具一式>