相対参照と絶対参照

「今週一番の山場ですよ~」

という先生の一言で開始された授業の内容は

【相対参照】と【絶対参照】の使いわけでした。

一般的に、数式を入力する場合は、

【=A1*B1】のように、

セルを参照して入力していきます。

このセルの参照には、

【相対参照】と【絶対参照】があります。

①【相対参照】は、

セルの位置を相対的に参照する形式です。

計算式が入力されているセルをコピーすると、

コピーの方向に応じて、

セル参照が自動的に調整されます。

例:C1のセルに【=A1*B1】の数式を入力し、

C1のセルを下方向にドラッグすると、

C2のセルは【=A2*B2】、

C3のセルは【=A3*B3】のように自動的に調整されます。

売上高を商品別に計算するときには、

A列を商品単価、B列を個数としておくと、

C列にそれぞれの商品の売上高が自動的に計算されます。

本当に便利ですね。

➁【絶対参照】は、

特定の位置にあるセルを必ず参照する形式です。

コピーしても常に同じセルを参照するよう「セルを固定」します。

数式をコピーしてもセルの参照は固定されたままで、調整されません。

前年比や達成率、時給を計算するときなどに便利です。

セルを絶対参照にして、固定したい場合は

『$』(shiftキー+「4」のキー)をつけます。

例:アルバイトさんの時給計算する場合で、

C3のセルに時給単価が入力されていて、

D列にアルバイトさんのそれぞれの時間数が入力されている場合に、

E列に時給を計算したいときは、

C3の時給はどのアルバイトさんも同じなので固定されます。

C3のセルを固定するので、

【=E5*$C$3】という風に入力します。

『$』は直接入力してもよいですが、

数式の入力中に『F4』キーを1回押しても、

『$』が自動的に2個付きます。

勢いあまって、『F4』キーを2回押してしまうと、

【=E5*C$3】と入力され、

行だけが固定されます。

これでは、行列を固定する【絶対参照】にはなりません。

ちなみに、『F4』キーを3回押すと、

【=E5*$C3】と入力され、

列だけの固定になります。

そして『F4』キーを4回押すと解除されます。

「絶対変わらない数字に絶対参照を使いますが、

その時、絶対だからなって、

力を込めてしまうとなんか、2回とか押しがちになります。

優しく押しましょうね~」

先生は本当にユーモアがあって素敵です。

<我が家の干し柿>

今年も離れの軒先に吊るしました。

親戚の叔父は「山登りに干し柿は欠かせんけんね~」と言ってます。