【INT関数】とは、
小数点以下を切り捨て、整数を返す関数です。
書式は以下の通りです。
【=INT(数値)】
引き数は1つです。
数値:切り捨てて整数にする数値、セル参照を指定します。
【INT関数】は、
商品の割引金額や消費税の計算のように、
1円未満の端数を切り捨てる計算で使います。
例:商品の見積り価格表が下記のように入力されています。
C5:商品価格が入力されています。
C6:商品の消費税額を表示させたいです。
①C6のセルを選択します。
②【=INT(C5*0.1)】
③計算結果が整数表示されました!
少数点以下を切り捨てる関数には、
【ROUNDDOWN関数】がありますが、
【INT関数】は桁数を指定する必要がないので、
「正の数」だけを扱う場合は【INT関数】のほうが手軽です。
ただし、「負の数(マイナスの数)」を扱う場合は別です。
例えば「-1.25」を小数点以下を切り捨てて整数表示したい場合に
【ROUNDDOWN関数】では、
【=ROUNDDOWN(-1.25,0)】と入力すると
「-1」と表示されますが、
【INT関数】では、
【=INT(-1.25)】と入力すると、
「-2」と表示されます。
【ROUNDDOWN関数】の切り捨て方法は
「単純に切り捨てる方法」ですが、
【INT関数】の切り捨て方法は
「より小さい整数に切り捨てる方法」なのです。
気を付けましょう!
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