【条件付き書式】の最後の項目は、
【セルを参照した条件付き書式】です。
書式を設定したいセル範囲と、
条件を設定するセル範囲が異なる場合に行われます。
例:顧客名簿が以下のように3行目から23行目までデータ入力されています。
B列:氏名
C列:年齢
D列:購入回数
E列:累計購入金額
累計購入金額が15万円以上の顧客氏名を青字にしてみましょう。
入力手順は以下の通りです。
①【条件付き書式】を設定したいセル範囲(B3:B23)を範囲選択します。
➁《ホーム》タブの<スタイル>グループ「条件付き書式」をクリックします。
③[新しいルール]をクリックします。
④[新しい書式ルール]のダイアログボックスが表示されます。
⑤[ルールの種類を選択してください]の
(数式を使用して、書式設定するセルを決定)を選択します。
⑥[ルールの種類を選択してください]の
(次の数式を満たす場合に値を書式設定)のボックスに
数式を入力します。
→数式なので、半角モードにして「=」から入力します。
【=$E3>=150,000】と入力
⑦プレビューの[書式]をクリックします。
⑧[セルの書式設定]のダイアログボックスが表示されますので、
ここで書式設定をします。
【セルを参照した条件書式】には注意点があります。
①数式を入力する際に、セルを選択すると絶対参照をした形で表示されるため、
適切な参照(複合参照など)に変更すること!
➁数式に入力する際のセル選択は、
最初に書式を設定するために範囲選択したセル内で、
アクティブセル(白いセル)になっているものを基準にします!
→今回は、最初に範囲選択した(B3:B23)内で、
アクティブセルになっていたのが「B3」でしたので、
その「B3」を基準にして、数式のセル参照は「E3」で入力します。
【セルを参照した条件書式】は慣れるまで戸惑いそうですが、
使い勝手が良いそうです。
たとえば、セルの値が条件を満たす場合に、
行全体に書式設定することもできます。
この場合は、【条件付き書式】を表のデータ部分すべてに設定するということなので、
最初に範囲選択する際に、表のデータ部分全体(B3:E23)を選択しておきます。
あとの手順は上記と同じなので、
塗りつぶしの書式設定をしておけば、
該当する行全体に色が付きます。
選択したセル範囲の中で、
アクティブセルがどこにあるかを必ず確認して、数式を入力していきましょう!
そこが失敗するとうまくいきませんので、気をつけましょう!
<散歩日記>