「集計」は、表のデータをグループに分類し、そのグループごとに集計する機能です。
集計を使用すると、関数を使わなくても、
項目ごとに合計を求めたり、平均を求めることができます。
【SUMIFS関数】などを使わなくても、合計が求められるのです!!!
例:売上管理表が下記のように4行目から38行目まで入力されています。
A列:社員番号
B列:社員名
C列:支店名
D列:売上目標
E列:売上実績
F列:達成率
支店別の売上目標・売上実績の合計を表示したい場合、
集計を実行する手順は以下の通りです。
①まず、集計する基準となるグループごとに「並び替え」を行います。
→並び替えの条件が2つある場合は、並び替えも2つ行います!
(【並び替え】は《データ》タブ<並び替えとフィルター>グループで行います)
➁並び替え後の表内1ヶ所をアクティブセルにします。
→集計を行う表内であればどこでも構いません。
③《データ》タブの<アウトライン>グループ「小計」をクリックします。
④「集計の設定」ダイアログボックスが表示されます。
⑤(グループの基準)は「支店」を選択します。
⑥(集計の方法)は「合計」を選択します。
⑦(集計するフィールド)は「売上目標」と「売上実績」にチェックを入れ、
OKをクリックします。
→(集計するフィールド)は初期設定で最後のものにチェックが入っているので、
気を付けましょう!
⑧(現在の小計をすべて置き換える)にチェックを入れます。
⑨(集計行をデータの下に挿入する)にチェックを入れ、OKをクリックします。
→集計が表示された瞬間、教室が「おお~すごい~」と歓声があがりました。
⑩グループの基準ごとに集計行が追加され、行番号の左側に
「アウトライン記号」が表示されました!
→集計の対象となる詳細データをグループ化し、
ワークシートを折りたたんでデータを表示させる機能を
「アウトライン機能」といいます。
自動集計を行うと、自動的に「アウトライン」が作られます。
行番号の左側に1⃣2⃣3⃣と「レベル番号」が表示されます。
この場合、一番数字が大きい3⃣が一番詳細なデータを表示することができます。
このレベル番号1⃣2⃣3⃣を切り替えることで、
アウトラインの表示レベルを切り替えることができます。
また、⊞(詳細表示記号)や⊟(詳細非表示記号)を切り替えることで、
任意のグループの詳細データを表示させたり、
非表示にしたりすることができます。
今年はこの集計機能を使って、
確定申告の医療費控除の集計表を作成しました。
電卓は最後に確認でいれただけ。
大幅に時間短縮でき、助かりました~
<一日は一日>